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【世界自閉症啓発デー】「自閉症に理解を」 ブルーで彩る願い

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【世界自閉症啓発デー】「自閉症に理解を」 ブルーで彩る願い

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「世界自閉症啓発デー」を周知するため、ブルーにライトアップされた東京タワー=2014年4月2日夜、東京都港区(栗橋隆悦撮影)  世界の人たちに自閉症への理解を深めてもらうことを目的に国連が定めた「世界自閉症啓発デー」の4月2日、東京タワー(東京都港区)がシンボルカラーであるブルーにライトアップされた。点灯式に続き、一般社団法人「Getintouch」(東ちづる理事長)が主催するイベント「WarmBlueDay2014」が開かれ、キャンドルリレーやアーティストによるライブなどが行われた。

 東京タワー点灯式

 点灯式には、田村憲久(のりひさ)厚生労働相(49)らが出席し、カウントダウンとともにスイッチを押すと、東京タワーがゆっくりとブルーのイルミネーションに染まった。

 イベントのキャンドルリレーでは、参加者が隣の人に次々と炎を分けていき、暗闇が次第に青い光に彩られていった。

 イベントを主催したGet in touchの理事長で女優の東ちづるさん(53)は「何らかの事情で生きづらさを感じている人たちが、生き生きと暮らせる『まぜこぜの社会』を目指してきました」と、あいさつ。特別ゲストとして参加した首相夫人の安倍昭恵さん(51)も「どんな環境でも、どんな人たちも、みんなが幸せに生きられるのが、『まぜこぜの社会』。もともと日本は多様性を受け入れられる国だと思います」と、エールを送った。

 世界各国で開催

 またGet in touchの活動を支援するアメリカンホーム医療・損害保険の橋谷有造社長兼CEO(48)は「1人でも多くの人たちに自閉症のことを知ってもらうことが大事だと思います」と話した。

 世界自閉症啓発デーには世界各国のランドマークが、希望や癒やしを象徴するブルーにライトアップされる。

 国内ではこの日、東京タワーのほか、横浜マリンタワー(横浜市中区)や大阪城、通天閣(大阪市)など70以上の施設がブルーに染まった。

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