SankeiBiz for mobile

著作権どうなる? 五輪で使える? 「佐村河内作品」代作者 放棄表明も自作を主張 

記事詳細

著作権どうなる? 五輪で使える? 「佐村河内作品」代作者 放棄表明も自作を主張 

更新

 新垣さんはJASRACの会員ではないため、新垣さんの作品と認定されれば、JASRACの管理から離れる。岡本教授は「その場合、新垣さんが『権利を放棄する』と言った以上、自由に使えると解釈できる」。

 ポップス界では共作

 新垣さんは、佐村河内さんが示した図や口頭での説明をもとに断片的なメロディーを作り、選んでもらったと説明した。著作権に詳しい福井健策弁護士は「単なるアイデアの提示では共同著作とはならず、新垣氏の単独著作だろう」。

 一方「2人ともが作者」という意見もある。ある音楽プロデューサーは「ポップス界では人気歌手がサビだけを歌い、作曲家が曲としてまとめた場合、共作とすることもある。不自然ではない」

 音楽アナリストの臼井孝さんは2人の道義的責任は大きいとの立場だ。「多くのファンは、音楽とともに佐村河内さんが障害と向き合い作曲に挑むという“壮絶な人生”に感銘を受けて、その対価としてCDを買ったはず。受け取った収入だけではなく、その人たちの思いも償ってほしい」

このニュースのフォト

  • 2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google
  • ロシア・ソチ市と、クラスノダール地方

ランキング