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【相川梨絵のバヌアツ通信】恐怖のアトラクション体験

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【相川梨絵のバヌアツ通信】恐怖のアトラクション体験

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キャーッ、おっかなびっくり→わーい、気持ちいいぞ→えーっ、まさかの宙づり…バヌアツの人気アトラクションで、色んな気分を楽しめました=7月3日、バヌアツ(相川梨絵さん提供)  悲鳴とともに滑走

 今回は、意外とすごいバヌアツの最新アトラクションをご紹介します。

 まずは「ZIP LINE」。これ、今バヌアツですごく人気です。小さいお子さんもできるとあって、家族旅行でいらした方が結構挑戦しています。

 現代版ターザンといえばイメージがわくでしょうか?

 背の高い木にいくつかやぐらを立て、木から木へロープで渡って行きます。体にはハーネスをつけ、勢いよく滑り降ります。

 私も、挑戦してみました。楽しそうなんて余裕をかましていたのですが、いざ、やぐらに登ってロープに手をかけたとたん、ものすごい恐怖。結構な高さがあるんです。自分で足場から飛び降りなければならない。その勇気がなかなかでません。

 インストラクターに無理矢理促されて、ほぼ突き落とされた形でスタート。「いやー!!」。悲鳴とともに滑走。高いし、速いし、怖いよー! 先に滑ったオージーの子供が鼻で笑っていました。

 しかし、1本滑ったことで、少し慣れてきました。2本目、3本目は自らゴー! まだ怖いけど少し景色を見る余裕がでてきたぞ。わーきれい。

 そうなんです。この「ZIP LINE」は山の上にあるので、バヌアツ湾が見渡せて最高の眺めなのです。調子に乗って来た私。次は両手を大きく広げて滑ってみよう。第4区間は一番長く、ちょうど崖の上に位置しているので地上からの高さも一番。景色がもっとも美しい、まさにみどころの区間なのです。

 制止を突破し逆走

 両手を広げ、勢い良く飛びだしました。うっひょー、気持ちい~。右手にはバヌアツ湾が広がっています。最高!!とテンションもMAX。そろそろ、着地点が見えてきました。そこには、バヌアツ人インストラクターが待っていて私をキャッチしてくれることになっています。ん? 何か叫んでるぞ。「クラップ? クラップ?」

 拍手しろと言っているのか? なんで? 私の滑りが良かったって事? と頭にハテナマークをつけながら到着。すると勢いが良すぎた私はバヌアツ人インストラクター2人の制止も突破し、反動で逆走。そして、ロープの途中でストップしました。崖の上に宙づり。え?? 何これ? 悪ふざけ?

 下をみると密林が茂っています。地上からの高さ80メートル。え?? 冗談だよね? インスタラクターをみると。ロープをつたって自力で戻ってこいと言っています。えー!! これって、リアルに失敗したってこと!! 必死でロープに手をかけ戻ろうと試みますが、腕力が足りずほとんど動く事ができません。私どうなってしまうんだろう。恐怖が再び訪れた時、私をキャッチしそこねたバヌアツ人がハーネスをつけ私の元へするすると滑ってきました。そして、自分と私をロープでつないで腕力でゴールまで連れて行ってくれたのでした。助かったー。

 どうやら、インスタラクターが叫んでいたのは「クラップ、クラップ」ではなく「グラブ、グラブ」だったようです。つまりつかめと。ロープをつかんで勢いを止めろと言っていたのですね。

 そして、最近できた最もホットなアトラクション。それは「フライングボード」。両手両足に装置をつけ、そこに水圧がかかりその勢いでスーパーマンのように空を飛んだり、イルカのように水中から飛び跳ねることができるのです。空中を縦横無尽に動き回れるこんなアトラクション見た事がありません。初心者でも簡単にできそうですが、失敗して笑いのネタを増やしてしまいそうなにおいがぷんぷん。尻込みしている相川なのでした。(フリーアナウンサー 相川梨絵/SANKEI EXPRESS

 ■あいかわ・りえ 1977年東京生まれ、茨城育ち。横浜国立大学卒業後、2000年共同テレビ入社。フジテレビアナウンス室に出向し、フジテレビアナウンサーとして「笑っていいとも!」をはじめバラエティー、情報番組などに出演。06年、フリーに。12年、結婚とともにバヌアツ共和国に移住、「バヌアツ親善大使」に任命される。13年、「いばらき大使」を委嘱。ダブル大使としてバヌアツと茨城の懸け橋となるべく奮闘中。ブログ「相川梨絵のシャララーン劇場」でもバヌアツ生活を公開中。ameblo.jp/aikawa-rie/

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