会社員妻との生涯収入差は1億3500万円でも「働きたくない病」の妻たち
配信元:PRESIDENT Online 更新ただ、A子さんのように現在、働いていないママさん主婦でも、一定の条件を満たせば、補助を受けながら、おトクに資格取得やスキルアップできる「教育訓練給付制度」がある。
これは、「雇用の安定と再就職の促進を図る」という目的でつくられた雇用保険の制度。条件を満たす雇用保険加入者(在職者)や離職者が、情報処理や簿記、語学など、指定の教育訓練を修了した場合、支払った費用の一定割合(上限あり)について、ハローワークから支給を受けられる制度である。
スキルに自信がない人は、これら就職支援制度等を積極的に活用すればいいだろう。
働けるのに「働きたくない病」の妻たち6タイプ
A子さんのように働く意思があっても、ブランクに恐れ慄く人がいる反面、とにかくまったく働きたくないという人もいる。
筆者のもとにマネー相談でやってくる方の中にも少なからずそうした女性がいるが、その際「なぜ、働きなくないのですか?」と質問している。その回答を分類すると、いわゆる「働きたくない病」の妻たちは、ざっくり次の6つのカテゴリーに分けられる。
仕事も趣味もとくにやりたいことや熱中することがない。あるいは逆に、やりたいことはあるのに、希望する仕事が見つからない、それにつけないであきらめている人など。
「働いている妻=経済的余裕がない家庭の妻」というイメージが強く、自分がそう見られたくないと考える人。妻がそうでなくても、夫が世間体や対面を気にする場合もある。
病気がちで、心身が弱く、継続的に働くのが厳しい人。入院や通院等で、物理的に働けない人もいるが、とくに通院等はしていなくても、「働くのはちょっと……」という人もいる。
夫の収入が良いあるいは実家が資産を保有しているなど、経済的に恵まれており、多少の収入のためにあくせく働く必要はないと考えている。
「憧れはママみたいな専業主婦」と公言してはばからない。前述の(2)と重複する部分もあるが、働きたくないから、結婚して専業主婦を選んだという人もいる。
会社を辞める原因は人間関係によるものが多い。給料が安く、待遇が良くなくても、人間関係が円滑であれば、結構、働き続けられるものである。