SankeiBiz for mobile

会社員妻との生涯収入差は1億3500万円でも「働きたくない病」の妻たち

記事詳細

会社員妻との生涯収入差は1億3500万円でも「働きたくない病」の妻たち

配信元:PRESIDENT Online 更新

子供ができたら仕事をやめる、は正しいのか?

<< 下に続く >>

 内閣府が発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、女性が仕事を持つことに対して「子供ができても、ずっと職業を続ける方がよい」と答えた人が初めて半数を超えた(男女計/54.2%)。女性は専業主婦として育児専念するのではなく、ワーキングマザーが当たり前の時代になりつつあるのだろうか。

 年齢別に見てみると、さらに興味深い結果となっている。

 「子供ができても、ずっと職業(仕事)を続ける方がよい」と答えた人の割合(男女計、以下同)は40~50歳代が他世代より高くなっている一方、若い18~29歳では「子供ができたら職業をやめ、子供が大きくなったら再び職業を持つ方がよい」と答えた人の割合が他世代より高くなっている。

 子供がまだいない、あるいは子供がまだ小さい世代は、「子供が小さいうちは、働きたくない」と考える人が多く、現在の40~50歳代は、自分たちは子供ができても継続して働いていたかどうかは不明であるものの、働き続けた方がよいと多くの人が考えているのだ。

 現在40歳後半となる筆者自身も、「子供ができても、ずっと職業を続ける方がよい」との意見だ。

 筆者はフリーランスということもあって、妊娠、出産、育児の間、仕事はほぼ休んでいない。とくに大きな山場であった、出産時も、山のような原稿を締切り前倒しで出しまくり、入院中もパソコンを持ち込んで仕事をしていた(自慢ではなく、当時は必死だったのだ)。

 出産直後は、さすがに外出しなければいけない案件は控えていたが、ある程度、子供が成長すると、ベビーカーを押して打ち合わせに行った記憶がある(クライアントに確認して許可が出たら同伴していた)。授乳やおむつ替えは訪問先の和室を借りてやらせてもらった。

 子どもが小学校に上がるタイミングで、出張を解禁するなど、様子を見ながら、徐々に仕事の範囲を広げ、ようやく最近、ピーク時の6~7割程度のボリュームで仕事ができるようになってきた。

このニュースのフォト

ランキング