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増殖する「ヌーボー」 ワイン以外の商品で“解禁日”が流行るワケ

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増殖する「ヌーボー」 ワイン以外の商品で“解禁日”が流行るワケ

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 フランス語で“新しい”を意味する「ヌーボー」。最近、ワインの解禁日「ボジョレーヌーボー」のように、食品はもちろん衣料品、化粧品にまで解禁日を設ける動きが広がっている。ヌーボーを商品名につけることで、旬の時期などを知ってもらい、PR効果を高めるのが狙い。専門家は「旬を知るだけでなく、『ヌーボー』という言葉を介して生産者との距離も近くなる」と話している。(芦田彩)

 12月は梅酒ヌーボー

 「それでは乾杯!」

 大阪府守口市内のホテルでにぎやかな声が響いた。和歌山県の酒造メーカー、中野BCが昨年12月7日に開いた梅酒ヌーボーの乾杯イベント。この年の6月から漬け込んだ作りたての梅酒が12月5日に解禁されたことにちなみ、関西で初めて企画。大阪府や和歌山県などから梅酒の愛好家ら約80人が駆け付けた。

 梅酒ヌーボーは通常の梅酒よりも梅の香りを感じやすく、黄金色をしているのが特徴だ。

 大阪府枚方市から妹と訪れたという碓氷尚子さん(29)は「梅酒ヌーボーがあるなんて知らなかった」と驚いた様子だった。

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