スマホに食われたカメラ…苦境続く業界「市場縮小は止まるのか」 ニコン希望退職募るも…
更新撮った写真をその場でプリントして楽しむ異色のインスタントカメラ「チェキ」も若い女性らの間で人気で、2016(平成28)年度の販売台数は660万台以上と気を吐く。いずれも記録としての写真ではなく、コミュニケーションツールとしての写真という存在感を打ち出している。
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その変化をとらえて、あるメーカー関係者は「デジタル時代の写真文化は退化どころか進化している」と話す。各社はピンチと新しいトレンドを追い風にできるかどうか、正念場を迎えたといえる。(産経新聞社経済本部 柳原一哉)