新型iPhone関連で工場フル稼働 過度のアップル依存に警戒する動きも
更新各社とも、すでに生産を開始しており、新型アイフォーン向けのラインは、お盆期間中も稼働を続ける。
アイフォーン向け部品の増産で、各メーカーは工場をフル稼働しているが、一方で過度のアップル依存を警戒している。
2年前に発売したアイフォーン5は売れ行きが悪く、アップルから減産を通達され、業績悪化を招いた会社も多くあったからだ。このため、取引するスマホメーカーを分散する動きが強まっている。
さらに、世界のスマホ市場は、アップルと韓国のサムスン電子の2強が4~5割のシェアを握るが、ここに来て、中国メーカーが急速に追い上げている。ある電子部品メーカーの幹部は「アイフォーン向けの受注はうれしいが、中国メーカーとの取引も拡大しないと今期は減収になる」と危機感を強めている。