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吉野家とすき家、3月の売上高1割増 松屋は振るわず
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大手牛丼チェーン3社の3月の既存店売上高が7日出そろい、吉野家ホールディングス(HD)が運営する「吉野家」は前年同月比15.5%増で6カ月連続のプラス、ゼンショーHDの「すき家」も9.1%増と2カ月連続で伸ばした。それぞれ昨年12月と今年2月に発売した高単価の鍋メニューが貢献した。
松屋フーズの「松屋」は0.7%減と3カ月連続で振るわなかったが、「豚バラ焼き肉定食」の増量キャンペーンが寄与し、客数は0.4%増と24カ月ぶりにプラスへ転じた。
通期(昨年4月~今年3月)の既存店売上高は、すき家が4.3%減、松屋が3.1%減となった。
一方、消費増税に合わせ主力商品の「牛丼並盛」を20円値上げした吉野家は、今月1日以降の販売動向について「3月を上回る数字を上げており、影響はみられない」としている。