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メーカー資生堂、海外売上高膨らむ １４年３月期、初の国内超え見通し
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資生堂は３１日、２０１４年３月期の連結売上高で、海外が国内を初めて上回る可能性が高いとの見通しを明らかにした。国内では在庫の適正化を図るため９月から出荷を抑えたことで売上高が落ちている一方、海外の売上高は円安の恩恵で膨らんでいる。
１４年３月期の売上高は前期比９．２％増の７４００億円、営業利益は５３．６％増の４００億円を見込んでいる。反日感情の高まりで落ち込んでいた中国の売上高も、通期では前期並みの水準を確保できる見込み。同社は事業の選択と集中を進めながら海外売上高を拡大していく方針だ。
同日発表した１３年９月中間連結決算は売上高が前年同期比８．１％増の３６０５億円、営業利益は２．４倍の２０３億円、最終利益は７．１％増の５３億円。売上高のうち国内は２．５％減の１８１９億円、海外は２１．５％増の１７８６億円だった。
ただ、国内では販売店が抱える在庫分などを除いた実質的な売上高が６年ぶりに前年同期を上回り、前田新造会長兼社長は「消費に明るさが出始めている」との見方を示した。
