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7月のエアコン国内出荷が最高 猛暑・省エネ買い換えで169万台超

ニュースカテゴリ:企業の電機

7月のエアコン国内出荷が最高 猛暑・省エネ買い換えで169万台超

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家電量販店のエアコン売り場。猛暑で飛ぶように売れている  7月のエアコンの国内出荷台数が過去最高を更新したことが21日、日本電機工業会(JEMA)の調べで分かった。猛暑に加え、電気料金の値上げをにらみ、省エネ性能の高い機種を中心に売れたたことが市場の拡大につながった。

 エアコンの出荷台数は前年同月比11.4%増の169万8000台で、2カ月連続の2桁増。7月としては1972年の調査開始以来、過去最高となった。

 富士通ゼネラルは前年同月の販売実績を約30%上回った。「省エネ性能が高く、内部清掃機能がついたタイプを中心に売れている」(同社)という。三菱電機も同20%のプラスだった。

 パナソニックは8月5日からの1週間の販売台数が80%伸びた。今月も全国的に猛暑の日は多く、エアコン市場はしばらく“過熱”状態が続きそうだ。

 一方、7月の冷蔵庫の出荷台数は同4.7%増の53万9000台で2カ月連続の伸び。容量別では501リットル以上が5カ月連続で伸びるなど、大型タイプに人気が集中している。

 白物家電全体の出荷額は同5.6%増の2687億円。エアコンと冷蔵庫が牽引(けんいん)する形で、2カ月連続のプラスとなった。

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