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「世界中で通用するキャラクター」 バンダイナムコHD「パックマン」世界戦略発表

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「世界中で通用するキャラクター」 バンダイナムコHD「パックマン」世界戦略発表

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 バンダイナムコホールディングス(HD)は2日、傘下のバンダイナムコゲームスの人気ゲームキャラクター「パックマン」の関連商品の世界戦略を発表した。6月から北米で放送しているパックマンのアニメを、日本を含めたアジアや欧州など約40カ国以上で順次、放送を開始。同時に家庭用ゲームや玩具など関連商品を発売するほかライセンス商品も展開し、今年度にパックマン関連で35億円の売り上げを目指す。

 関連商品では、家庭用と業務用ゲーム、パソコンとスマートフォン(高機能携帯電話)向けゲーム約10種類、ぬいぐるみなどの玩具を10以上を、今夏から順次発売。また、40社以上にライセンスを供与し、アパレルなどの商品を展開することでキャラクター使用料収入も見込む。

 パックマンは1980年にゲームセンターなどの業務用ゲームとして国内外で発売され、特に米国で爆発的な人気を博した。2005年には「最も成功した業務用ゲーム機」としてギネスブックにも登録された。

 6月に北米で始まったアニメの週間視聴率は、現地のアニメ系チャンネルでトップとなるなど注目度は高く、バンダイナムコゲームスの鵜之沢伸副社長は「世界中で通用するキャラクター。関連商品で年間300億円は売り上げる力はある」と自信をみせる。利益率が高く、応用の自由度も高い自社IP(キャラクターなど知的財産)を中心に、収益改善を急ぐ狙いだ。

 同HDでは、バンダイとナムコとの経営統合後、キャラクターごとに商品展開するIP軸戦略を実施。HD傘下のナムコが運営するアミューズメント施設のゲーム機とバンダイの玩具と連動して楽しむ遊び方の提案など、1つのキャラクターで多面的な収益源を獲得する商品開発を国内外で展開している。

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