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PC販売「大きな転換期」 タブレット伸長で2桁マイナス続く
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タブレット端末の3月の販売台数が前年同月比で96.8%増となり、市場の拡大が続いていることが11日、調査会社BCNのまとめで分かった。
一方でノートパソコン(PC)の販売台数は1月以降も2桁のマイナスとなっており、BCNは「PC市場は大きな転換期を迎えた」としている。
タブレットは昨秋以降、米アップルの「iPad mini(アイパッド・ミニ)」や米グーグル「ネクサス7」など画面サイズが7インチクラスの製品の発売が相次ぎ、昨年11月以降は前年同月の2~3倍で販売が拡大。
情報端末に占める比率も3割前後を維持している。タブレットのメーカー別シェアは、2月にアップルがネクサス7を製造する台湾のASUS(エイスース)から首位を取り戻し、3月には5割のシェアを占めた。
一方、ノートPCの1~3月の販売台数は各月で前年同月比10.5%減から21.5%減となり、デスクトップPCも30%以上のマイナスとなるなど、米マイクロソフト(MS)の新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」発売以降の商戦で苦戦していることが明らかになった。
BCNの調査は、家電量販店2440店舗のPOS(販売時点情報管理)データを集計したもの。米MSのタブレット「サーフェス」や米アマゾン・コムのタブレット「キンドル」などの販売結果は含まれていない。