76年から2002年までの27年間、5000万トン台を維持してきたのだから、中国経済への寄与は計り知れない。その後も12年間、4000万トン台を続けてきた。
だが今年に入ってさすがに4000万トン台確保は難しくなってきた。独特の採油技術の開発でなんとか現状を維持してきたのだが、すでに含水率が9割を超えてしまっている。
現場労働者からは「採っているのは水ばかり」と嘆きの声が聞かれる。これでは過大なコストがかかってしまう。しかも石油の国際相場の大幅下落で、採算はさらに悪化している。
ついに今年は年間で150万トンの減産を決意した。来年以降もさらに年平均で約130万トンずつ減らしていき、20年には3200万トンまで落とすという。場合によっては、減産のペースがより早まるかもしれない。