第3次安倍内閣、問われるアベノミクス 地方・中小・女性を重視 (1/2ページ)

2014.12.24 21:39

衆院本会議で第97代首相に選出され一礼する安倍晋三首相=24日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)

衆院本会議で第97代首相に選出され一礼する安倍晋三首相=24日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)【拡大】

 第3次安倍晋三内閣が24日発足し、政権の経済政策「アベノミクス」がデフレからの脱却に向けた新たなスタートを切る。円安・株高効果を生んだ金融政策は継続される一方、いまだ道半ばの地方創生や中小企業への支援策、女性・子育て政策などに厳しい視線が注がれる。衆院選で信任を得た形のアベノミクスだが、今後はその恩恵をどこまで浸透させるかが問われる。

 「もう少しアベノミクスを見ようというのが衆院選での国民の判断」。自民党の谷垣禎一幹事長は24日、衆参両院での首相指名後にこう述べ、政府の今後の経済運営に期待を寄せた。

 だが、足下の経済環境は決して順風ではない。4月の消費税増税後、国内総生産(GDP)は2四半期連続で前期比マイナス。日銀の金融緩和に伴う円安も地方や中小企業にとっては燃料・原材料費の高騰などの副作用の影響が強く、「利益を圧迫された」との恨み節も聞かれる。

このため、新政権は地方や中小企業への目配りや…

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