茂木敏充経済産業相
原発再稼働、廃炉で国の役割果たす
--エネルギー政策はどう変わる
「電力の安定需給の確保が基本的なスタンス。原子力は安全第一で取り組みたい。今後3年間は省エネ、再生可能エネルギーの最大限の拡大を図る」
--原発の再稼働はどうする
「原子力規制委員会の専門的な審査で安全と認められた場合に限り、再稼働を進める。国が再稼働に最終的な責任を持つのは当然のことだ」
--電力供給の状況は
「震災が起こり多くの原発が停止した。火力発電が占める割合は現在約9割にのぼり、このうち液化天然ガス(LNG)火力が5割ある。当面はLNGや石炭といった火力発電への依存が避けられない」
--温室効果ガスを増やす結果につながっている
「高効率の施設を導入していかなければならない。環境や経済効率性、安全性を考慮した電源構成とし、電力の安定供給とともに地球温暖化問題への対応も図っていきたい」