「デフレギャップ(需要不足)は16兆円とか18兆円とかいわれている。(規模は)3兆円、4兆円程度のものではないことは確かだが、これから各省庁が出してきた要求を積み上げないと、いえるものではない」
--景気対策の中身は
「雇用が生まれるような土木関係の公共工事、例えば国民の安心と結びつけるなら学校の耐震化などが考えられる」
--来年3月で中小企業金融円滑化法が切れる。対応は
「延長はしないが、急にやめてしまうと倒産が増える。個々の企業にあった形で対応する」
--円高対策は
「これまでの円高は行き過ぎな面もあったが、今はじわじわと円安になっている。妙な形で(為替)介入することはないが、投機的に円が動くようなときには、介入という手段を使うこともある」(本田誠)
甘利明経済再生・経済財政担当相
物価目標 達成時期は「中長期的」
--復活する経済財政諮問会議の民間議員に選んだメンバーへの期待は
「これまで以上に機能を発揮するため、今の日本が抱えている課題は何かという感覚をリアルタイムで共有できる現役世代のメンバーにした。諮問会議は経済・財政の危機突破を図る司令塔となる」