預保機構の剰余金1兆円は「埋蔵金でない」 麻生財務相、会計検査院の指摘受けて
麻生太郎財務相は8日の閣議後の記者会見で、預金保険機構が管理する約1兆900億円の利益剰余金について、「埋蔵金みたいな形で残っているとの意味ではない」と述べた。
会計検査院が平成27年度決算検査報告で、国庫に移せず使う見込みのない「余裕資金」と指摘し、金融庁に改善を促していた。
麻生氏は、この利益剰余金の一部は、「他の勘定科目で赤字のところもあるので、そこに回すという形になっていく」との可能性を示唆。今後、法改正などを検討する構えだ。
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