異界に舞い下りた奇跡の饗宴 「和魂漢才」に身震える 国東で深化したダイニングアウト  (5/5ページ)

  • 至福の時間にゲストの顔にも笑みがこぼれる
  • レクサスに乗り込む筆者。期待が高まる
  • 国東の街道をひた走るレクサス
  • 石段を登るゲスト
  • 護摩焚き供養。一切の煩悩を焼き付くすとされる炎が燃え上がる
  • ホストを務めた中村氏(左)と川田氏
  • 説明する中村氏とゲストら。ディナー会場とはにわかに信じられない光景
  • 至高の一皿をゆっくりと味わう
  • 調理する川田氏。気合が充実
  • テーブルでパフォーマンスを見せるスタッフ。川田シェフを支える裏方も大活躍
  • 一皿ごとに語りたいストーリーがある
  • 自然と一体になった饗宴
  • 「国東開胃菜」。味わい深いオイスターに、日本と中国の古酒の香りをプラス
  • 「爆米炸泥鰌」。紹興酒の香りをまとった泥鰌のおこげ揚げ
  • 地元の野菜や牡蠣を中国茶で蒸した「岩香蒸山海」
  • 「峨眉山排骨」。唐辛子が目を引くが、口にすると桜王豚の脂の旨みが広がる
  • 鬼の形相の三島フグを使った「国東的良鬼」。地元で採れたこだわりの白米と
  • シェフが修行時代から毎年作っているデザート「爽口凍青梅」


 今回も国東市民ら多くの関係者が裏方として参加した。会場に駆け付けた三河明史国東市長は「国東は鬼が棲む異界。この場所で特別なレストランができることに幸せを感じる」と笑顔を見せれば、レクサス・ブランドマネジメント部の沖野和雄Jマーケティング室長は「ライフスタイルを豊かにしたいレクサスとダイニングアウトは親和性がある。クルマと旅してもらうことで新しい発見が広がると思う」と期待を込めた。

 ディナー後、メディアに囲まれた二人のホストには充実感が漂っていた。中村さんは「日本にこんな所がまだ残っているのかと衝撃を受けた。料理と宗教はともに人を幸せにするもの。それが明確に分かった」と強調。川田さんも「火力が必要な中華は(野外では)無理だと思った。でも地元の活性化のために力になれた」と手ごたえを語った。

 毎回、日本のどこかで数日だけオープンするプレミアムレストラン「ダイニングアウト」。はかなさと華やかさが同居する日本の新たな美の次の発見者、それは貴方かもしれない。(SankeiBiz 柿内公輔)

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