運転席は足元が広くて長時間ドライブでも快適だった。後席もヘッドクリアランス、レッグスペースともに広さに余裕があり、大人の男性4名で乗車しても窮屈さはまず感じないはずだ。筆者は身長172センチだが、運転席の頭上にこぶしが2個ほど入ったのは意外だった。容量419リットルのトランクルームも普段使いで不便に感じることはないだろう(ちなみにハッチバックは364リットル、ハイブリッドモデルは312リットル)。
取り回しが楽なミドルサイズ
セダンのボディサイズは全長4580ミリ×全幅1795ミリ×全高1455ミリで、ホイールベースは2700ミリ。最小回転半径は5.3メートルで、非常に取り回しのしやすいミドルサイズセダンだ。大きすぎず小さすぎず、日本の道路事情にちょうどいいサイズ感。逗子や葉山のめちゃくちゃ狭い海沿いの道路でもあまり気を遣わずに走ることができたが、これがもう一回り大きくなるだけで、高級なベンツやアルファードが対向して来たらかなり神経を使うことになるだろう。さすがに向かいから路線バスがやって来たときは「マジか…」と心の中でつぶやいてしまったが。
安全支援システムは充実している。死角から接近する車両の存在を通知するブラインド・スポット・モニター、歩行者を検知して自動停止するブレーキサポートシステム、車線逸脱を警告する装置や操舵を補助するレーンキープ・アシストなど、ドライバーの安全に直結する機能が満載だ。ハイビーム使用時に、先行車や対向車に直接光が当たる部分だけ遮光するアダプティブLEDヘッドライトも装備している。素晴らしい!