【試乗インプレ】顔もサイズも◎だけど…マツダの新型アクセラ、肝心の使い勝手は?(後編) (4/5ページ)

2016.11.12 16:15

  • 一眼メーターを採用したインパネ。内装は全体的にシンプルだ
  • 知りたい情報だけを分かりやすく配置したインパネ
  • 綺麗にまとまったコンソール。ナビの操作に使うコマンダーコントロールや、電動パーキングブレーキのスイッチは、簡単に手の届く範囲に配置している。ただ、エアコンの操作スイッチはもう少し上にあるとうれしい
  • 綺麗にまとまったコンソール。ナビの操作に使うコマンダーコントロールや、電動パーキングブレーキのスイッチは、簡単に手の届く範囲に配置している。ただ、エアコンの操作スイッチはもう少し上にあるとうれしい
  • エアコンの操作スイッチ。広報車はシートヒーターやハンドルヒーターも装備していたが、エアコンのスイッチと配置が上下逆でもいいのでは?
  • 吹き出し口の縁取りは、なんとなくマツダのエンブレムの「M」をかたどったようにも見える。モニターは小さめだが、逆に視界を遮る心配はない
  • 内装はシックで落ち着いた雰囲気。上級グレードはホワイトレザーシートも選べる
  • 落ち着いた雰囲気の運転席
  • パワーウインドーのスイッチ周りはピアノブラック調。光沢が綺麗だが、引っ掻き傷は目立ちやすい
  • i-stop(アイドリングストップ機能)や車線逸脱警告などを操作するスイッチ類
  • ボンネットと給油口の蓋を開けるスイッチ
  • 運転に必要な情報を表示するアクティブ・ドライビング・ディスプレイ。速度やナビの進路、交通標識を読み取った情報など確認できる
  • 運転席はオプションで10wayパワーシートを装備
  • ステッチ入りのファブリック素材のシート。体を包み込むような形状でホールド性が高い。座り心地は硬め
  • アクセラはコンパクトセダンではなくミドルセダン。居住性は見た目以上に高い。レッグスペースやヘッドクリアランスには、身長172センチの筆者でも余裕があった
  • 前席の車内灯は電球色(オレンジがかった暖かみのある色)
  • 助手席のバニティミラー。ランプは柔らかみのある電球色(肌色に近い色)
  • ETC車載器はサンバイザーの後ろに隠れるように収納する
  • 人間工学に基づいてデザインされた使いやすいインテリア。エアコンの操作スイッチがやや使いづらいこと以外、不便さやぎこちなさを感じる場面はなかった
  • オルガン式アクセルペダルを採用することで、フロアにつけたかかとがずれにくいというメリットがある。足元は広々としていて運転しやすいのだが、ペダルの奥をよーく見るとむき出しが気になる。あちらこちらに配線も…
  • 後方から接近する車両の存在を、ミラー鏡面のインジケーターで知らせるブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
  • マツダの「魂動デザイン」を象徴するシンボルの一つ、「5ポイントグリル」。5つの点を結んで五角形を形成している
  • タイヤサイズは215/45R18
  • 照射範囲をコントロールする「アダプティブLEDヘッドライト」を採用
  • マツダの「アクセラ セダン」。カラーはマシーングレープレミアムメタリック。横須賀市の立石海岸で撮影
  • マツダの「アクセラ セダン」。カラーはマシーングレープレミアムメタリック。横須賀市の立石海岸で撮影
  • マツダの「アクセラ セダン」。カラーはマシーングレープレミアムメタリック。横須賀市の立石海岸で撮影
  • マツダの「アクセラ セダン」。カラーはマシーングレープレミアムメタリック。横須賀市の立石海岸で撮影
  • パワーたっぷりの2.2リッターのディーゼルターボエンジン
  • 3段脚立が余裕で入るトランクルーム。奥行きも実用レベルだ
  • 目の前に海が広がる立石公園の無料駐車場。波飛沫には注意を!(iPhoneで撮影)
  • 目の前に海が広がる立石公園の無料駐車場。波飛沫には注意を!(iPhoneで撮影)
  • 黒っぽい「マシーングレー」は重厚感を漂わせて存在感たっぷり
  • 横須賀市佐島にあるトンネルから出てくるアクセラ
  • 重厚感たっぷりのカラーに身を包んだミドルサイズのボディはなかなかの迫力だが、車重はたったの1.4トン
  • 鉄の塊のように黒光りする「マシーングレー」のカラーリング。きらりと光るLEDヘッドランプもきれいだ
  • マツダのデザインテーマ「魂動」を反映したミドルサイズのスポーティーセダン
  • 住宅街を走るアクセラ
  • 住宅街を走るマツダ「アクセラ」
  • 住宅街を走るマツダ「アクセラ」
  • 住宅街を走るマツダ「アクセラ」
  • マツダ「アクセラ セダン」のサイドビュー。遠くに湘南の海を望む
  • 葉山マリーナで海の乗り物に囲まれる「アクセラ」。ここには写っていないが周囲には数千万円~数億円クラスの高級クルーザーが所狭しと並んでいた
  • 葉山マリーナで海の乗り物に囲まれる「アクセラ」。ここには写っていないが周囲には数千万円~数億円クラスの高級クルーザーが所狭しと並んでいた


 運転席は足元が広くて長時間ドライブでも快適だった。後席もヘッドクリアランス、レッグスペースともに広さに余裕があり、大人の男性4名で乗車しても窮屈さはまず感じないはずだ。筆者は身長172センチだが、運転席の頭上にこぶしが2個ほど入ったのは意外だった。容量419リットルのトランクルームも普段使いで不便に感じることはないだろう(ちなみにハッチバックは364リットル、ハイブリッドモデルは312リットル)。

 取り回しが楽なミドルサイズ

 セダンのボディサイズは全長4580ミリ×全幅1795ミリ×全高1455ミリで、ホイールベースは2700ミリ。最小回転半径は5.3メートルで、非常に取り回しのしやすいミドルサイズセダンだ。大きすぎず小さすぎず、日本の道路事情にちょうどいいサイズ感。逗子や葉山のめちゃくちゃ狭い海沿いの道路でもあまり気を遣わずに走ることができたが、これがもう一回り大きくなるだけで、高級なベンツやアルファードが対向して来たらかなり神経を使うことになるだろう。さすがに向かいから路線バスがやって来たときは「マジか…」と心の中でつぶやいてしまったが。

 安全支援システムは充実している。死角から接近する車両の存在を通知するブラインド・スポット・モニター、歩行者を検知して自動停止するブレーキサポートシステム、車線逸脱を警告する装置や操舵を補助するレーンキープ・アシストなど、ドライバーの安全に直結する機能が満載だ。ハイビーム使用時に、先行車や対向車に直接光が当たる部分だけ遮光するアダプティブLEDヘッドライトも装備している。素晴らしい!

燃費性能は? そして総評は…

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