海自潜水艦「じんりゅう」の性能が羨ましい 韓国は欠陥だらけ、中国はコピー… (2/5ページ)

 一方、ディーゼルエンジンは酸素を必要とするため、シュノーケルを海面に突き出して空気を取り入れ、エンジンを動かして充電し、潜行時は圧倒的に作動音の静かな電気モーターで進む。しかしシュノーケルを海面に突き出すことは、敵対潜哨戒機のレーダー等に発見される危険性を伴う。この問題を解決したのが「そうりゅう型」の非大気依存推進(AIP)システムだ。

 AIPは海上自衛隊で1950年代から研究され、燃料電池を使う方式などが検討されたが、そうりゅう型ではスウェーデン海軍が実用化したスターリング機関(高温によるガスの膨張と海水冷却による圧縮を利用)を採用し、国産化して搭載している。

 スピードは5ノット程度と遅いものの連続航行性能は群を抜く。ディーゼル方式との併用により、これまで数日間だった連続潜水航行期間を3~4週間にまで伸ばした。

複数の潜水艦を集中運用する「群狼作戦」を想起させる…