ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)が15日午前、人気映画「ハリー・ポッター」の世界を再現した新エリアをオープンした。アジア初となるアトラクションの投資額は、約450億円とUSJの年間売上高の半分程度を占める。国内が人口減に見舞われる中、命運をかけた大型投資で国内外からの集客増を狙う。
「ハリポタ」は1997年に英国人作家のJ・K・ローリングさんが小説を発表した後に映画化され、子供のみならず大人も含めた社会現象を巻き起こした。世界的な人気を受けた新エリアの開設は、米ユニバーサル・オーランド・リゾート(フロリダ州)に次いで世界2カ所目となる。
新エリアの目玉は主人公ハリーが通う魔法学校「ホグワーツ城」。城に入り校長室や教室を抜けると、ほうきで空を飛ぶハリーたちと冒険でき、家族が一緒に楽しめる点がポイントだ。