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新日鉄住金、日新製鋼を子会社化 来年3月めど 国内鉄鋼は3陣営に (1/4ページ)

2016.2.2 08:30

新日鉄住金による日新製鋼の子会社化の検討開始を発表した会見で、握手をする、新日鉄住金の進藤孝生社長(左)と日新製鋼の三喜俊典社長=2016年2月1日午後、東京都中央区(荻窪佳撮影)

新日鉄住金による日新製鋼の子会社化の検討開始を発表した会見で、握手をする、新日鉄住金の進藤孝生社長(左)と日新製鋼の三喜俊典社長=2016年2月1日午後、東京都中央区(荻窪佳撮影)【拡大】

 鉄鋼国内最大手の新日鉄住金は1日、4位の日新製鋼を買収し、2017年3月をめどに子会社化すると発表した。日新製鋼は経営効率化のため、呉製鉄所(広島県呉市)の高炉2基のうち、19年度末までに1基を改修した後、残りの1基を休止する。鉄鋼業界は中国メーカーの過剰生産による市況悪化などで経営環境が厳しく、国際競争力を高める狙いがある。

 原料から鉄を作る「高炉」を持つ国内の鉄鋼メーカーは、新日鉄住金とJFEホールディングス、神戸製鋼所の3陣営に集約される。

 新日鉄住金と日新製鋼の連結売上高を単純に合計すると6兆円超になる。新日鉄住金は日新製鋼に約8%を出資する筆頭株主だが、51~66%に引き上げる方針。

 新日鉄住金の進藤孝生社長と日新製鋼の三喜俊典社長は1日、東京都内でそろって記者会見した。進藤社長は「どう勝ち残っていくかを考えたとき、強みの異なる両社の相乗効果を追求しようと決めた」と強調。日新製鋼のきめ細かな営業活動などを評価し、生産や技術、調達などでも連携を図る方針を示した。

<日新製鋼の三喜俊典社長> 従業員の雇用は「しっかり守る」

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