つるはし、ナイフ、金づち
君津署の調べに対し、少年は22日の終業式翌日の23日早朝、ちや子さんと祖父の洋志さん(67)を殺害したと説明。君津署には26日夕に自首しており、丸3日以上が経過していた。ちや子さんが見つかった2階からは、つるはしとナイフ、洋志さんが死亡していた1階からは金づちが見つかっており、いずれも血痕が付着していることから、君津署は複数の凶器が犯行に使われた可能性もあるとみている。
付近に住む男性(81)によると、少年は現在、市内の別の住宅で母親と2人暮らしをしているが、幼児期から母方の祖父母宅をたびたび訪れ、かわいがられていたという。「そんな子がまさか殺すなんて」と驚いた様子だった。
少年が通う県立高校の教頭によると、少年は真面目に学校に通い、終業式にも出席。様子に変わったところはなかったという。学期末の21日の大掃除では、少年が片付け忘れたごみ箱を担任が代わりに片付けたことに気づき、担任に翌日、「すみません。ありがとうございます」とお礼を言いにきたという。