【和のスタイル】
矢崎仁司監督のオムニバス映画『xxx KISS KISS KISS』を先日、新宿の映画館で見ました。映画を映画館で見るのも久しぶり、邦画を見るのも久しぶりでした。5人の新鋭・気鋭の女性脚本家たちが「KISS」をテーマに映画の企画を矢崎監督に持ち込んで、1年かけて何度も書き直したという作品です。なぜかこの映画を見てから2カ月もたつのに、いろいろなシーンが忘れられずふとしたときに思い出し考えさせられます。
これまでの私のキス体験ですが、まずは息子との思い出から。小さい頃からよくキスをしていました。小学校1年生の時に息子から顔を近づけてきて、これはまずいと思い「お母さんとはもうしてはいけないんだよ」と教えると寂しそうな顔をされて、その表情を今でも忘れられません。高校3年生になり、やっと彼女ができました。最近は彼女の家に入り浸って帰ってこないのですが、キスできる相手を見つけることができて本当に安心しています。私の今の恋人は、潔癖性なのでキスがあまり好きではないみたいです。最初の頃、夜道で私が顔を近づけたら「僕は、こういうところでそういうのは嫌なんです」とはねのけられました。