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「反中国アート」レゴは売らぬ 当局に配慮 艾未未氏「検閲」と批判 (2/3ページ)

2015.10.27 00:01

米サンフランシスコのアルカトラズ刑務所跡に展示された艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏の作品。約120万個のレゴブロックを使い、中国を含む世界各国の活動家や政治犯ら176人の肖像画を描いた=2014年9月24日(ゲッティ=共同)

米サンフランシスコのアルカトラズ刑務所跡に展示された艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏の作品。約120万個のレゴブロックを使い、中国を含む世界各国の活動家や政治犯ら176人の肖像画を描いた=2014年9月24日(ゲッティ=共同)【拡大】

  • 中国を代表する芸術家で反体制派の艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏=2015年9月16日、英国・首都ロンドン(AP)

 英BBC放送や米CNNテレビ(いずれも電子版)などによると、艾氏はオーストラリアのメルボルンのビクトリア国立美術館が12月に開催する展覧会にレゴブロックを使った作品を出品することになり、レゴに発注し6月に作業を始めた。ところが、9月になって、レゴ側からメールで「弊社は展覧会を支持する立場になく、大量注文には応じられない」との返信があったという。

 世界中から提供申し出

 艾氏の暴露を受け、レゴ側はBBCなどに「すべての個人の創造的自由の権利を尊重する」とした上で、「レゴブロックを政治的意見の表明に使おうとする人物には直接販売しないことが、わが社の長きにわたるポリシーだ」と説明した。

 ネット上では、こうしたレゴの対応への批判が噴出。ツイッターに、艾氏の支持者が箱いっぱいのブロックの写真とともに「これを使ってほしい」と投稿するなど、世界中からブロック提供の申し出が殺到しているという。

 艾氏は昨年9月に、米サンフランシスコのアルカトラズ刑務所跡で、約120万個のレゴブロックを使って、中国の反体制派38人を含む世界各国の人権活動家や政治犯176人の肖像画を描き展示した。今回も同様の作品を計画しており、艾氏を敵視する当局を刺激するのは避けられない状況だった。

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