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ノーベル医学・生理学賞に大村智氏 農作業で学んだ精神力 まず「実行」 (1/5ページ)

2015.10.6 00:00

2004年9月、オンコセルカ症発症国の一つ、ガーナを訪れ、子供たちに囲まれる大村智(さとし)氏(本人提供)

2004年9月、オンコセルカ症発症国の一つ、ガーナを訪れ、子供たちに囲まれる大村智(さとし)氏(本人提供)【拡大】

  • 山梨大学時代、スキーの大会で1年間に獲得したトロフィーを前にした大村智(さとし)氏(本人提供)

 ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった北里大特別栄誉教授の大村智(おおむら・さとし)氏(80)は、高校教師を経て研究職に就く一方で、高校時代に熱中したクロスカントリースキーで国体に2度出場するスポーツマン。平成に入ってからは、自ら集めた美術品を展示する私設美術館を建設するなど、多彩な才能を示し続けてきた。集大成ともいえるノーベル賞の受賞に、周囲からも大きな祝福の声がわき上がった。

 スキーで国体出場

 大村氏は1935(昭和10)年、山梨県神山村(現韮崎市)で農家の長男として生まれた。父親は村の有力者。食糧には困らなかったが、家の手伝いは大変だった。「早朝に起こされて野良仕事。中学までに一通りの仕事をできるよう厳しくたたき込まれた」

 小学3年のとき終戦を迎える。将来は農家を継ぐと考え「勉強は要らないな」と思っていた。両親も「勉強しなさい」とは言わなかったが、英語の勉強は熱心に勧めた。

山梨大学芸学部自然科学科に進学

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