≪バッハ会長 新国立競技場に懸念≫
新国立競技場の建設問題について、下村博文(しもむら・はくぶん)文部科学相は9日の記者会見で、「国際的な信用を失墜させないため、2019年春に完成するよう対処する」と述べ、目標時期を守る考えを重ねて強調した。IOCのバッハ会長は「政府は解決策を見つけるだろう。懸念しているのは決定の中身より、むしろスピードだ」と早期決着を求めた。会場計画見直しには「既存施設を活用した賢明な方法だ」と評価。今回の理事会で変更が承認された7競技の会場の見直しで7億ドル(約880億円)の経費が圧縮され、これまでと合わせて17億ドル(約2140億円)の削減につながったとした。(共同/SANKEI EXPRESS)