サイトマップ RSS

18歳選挙権、衆院通過 若者の取り込み策、与野党手探り (1/4ページ)

2015.6.5 07:00

千代田区議会議員選挙で投票する有権者。来年には約240万人の未成年者が有権者に加わる見込みだ=2015年4月26日、東京都千代田区(栗橋隆悦撮影)

千代田区議会議員選挙で投票する有権者。来年には約240万人の未成年者が有権者に加わる見込みだ=2015年4月26日、東京都千代田区(栗橋隆悦撮影)【拡大】

 衆院は4日の本会議で、選挙権年齢を現行の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる公選法改正案を全会一致で可決した。

 参院審議を経て、17日にも成立する。来年の参院選から適用され、その後に告示される知事選などの地方選挙でも導入される。来年には約240万人の未成年者が有権者に加わる見込みだ。成人年齢などの引き下げが今後の課題となる。

 改正案は18、19歳の未成年者が連座制適用となる重大な選挙違反を犯し、選挙の公正に支障を及ぼす場合は原則、検察官送致(逆送)とする規定を付則に盛り込んだ。同じ違反で生じる成人との不均衡に対応した。

 成人年齢や少年法の対象年齢引き下げは、慎重に検討すべきだとの指摘が各党に多い。

 自民党の船田元(はじめ)・憲法改正推進本部長(61)は記者団に「さまざま検討項目が残っている。そう簡単ではない」と述べ、時間を要するとの認識を示した。

 衆院議員25歳以上、参院議員30歳以上の被選挙権年齢をめぐっても、各党担当者は引き下げに向けて協議する意向だ。

「若い人の意見を取り入れていかねばならない」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ