ビルボードライブでは、さまざまなジャンルのアーティストが登場していますが、ここ最近はヒップホップも主力の一つ。この一年を振り返ってみても、デ・ラ・ソウルやファーサイドといったベテラングループが大いに盛り上げてくれました。そんな多数のアーティストの中でも、ひときわ異色でありながら人気が高いのが、アレステッド・ディベロップメントです。
アレステッドは、天才肌のラッパーでありボーカリストのスピーチを中心に結成され、1992年にアルバム「テネシー(遠い記憶)」でデビュー。新人ながらグラミー賞で2部門を勝ち取り、一躍人気グループへと成長しました。彼らの特徴といえば、なんといってもアーシーでオーガニックな雰囲気。ヒップホップというと、どうしてもニューヨークやロサンゼルスあたりの大都会でこわもてのラッパーが眉間にしわを寄せているといった姿を想像してしまいます。