ブルックリンといえば、今や米国のインディーズで活躍するミュージシャンの宝庫というイメージですね。実際、アニマル・コレクティヴやウィークエンド・ヴァンパイア、ザ・ドラムスなどを筆頭に、ユニークなバンドがたくさん大ブレークしてきました。その一方で、シンガー・ソングライターも多数存在します。なかでも、シャロン・ヴァン・エッテンはその代表選手といえるでしょう。
シャロンはニュージャージー州出身ですが、ブルックリンを拠点に活動しています。2009年にファースト・アルバム「ビコーズ・アイ・ワズ・イン・ラヴ」でデビュー。翌年発表したセカンド・アルバム「エピック」に収められた「ラヴ・モア」がボン・イヴェールに取り上げられ、一躍注目を集めました。12年の3作目「トランプ」、そして昨年発表した4作目「アー・ウィ・ゼア」はいずれも各国のメディアで大絶賛。年間ベスト・アルバムに数えられるほど、その才能は大きく認められています。