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現代中国人のメンタリティー浮き彫り 映画「二重生活」 ロウ・イエ監督インタビュー (1/3ページ)

2015.1.30 13:30

映画「二重生活」のロウ・イエ監督=2015年1月25日、東京都渋谷区(高橋天地撮影)

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 中国当局による自作への“検閲”に猛反発し、学生たちの立場から天安門事件(1989年)を描く青春映画「天安門、恋人たち」(2008年)の製作を強行したことで、ロウ・イエ監督(49)は5年間に及ぶ映画の製作禁止処分を受けた。

 当局がいくら脅してもすかしても、ロウ監督はまるでどこ吹く風。“喪”が明けるまでにも、南京でゲリラ撮影を敢行し、中国では存在自体がタブーとされる同性愛者の恋愛模様をスリリングに表現した「スプリング・フィーバー」(09年)を発表。国内での上映禁止処分をあざ笑うかのように、カンヌ国際映画祭では脚本賞を手にしてしまう。

 倫理観欠けた人物

 製作禁止処分が解けた後、ロウ監督が初めて製作したのが新作の恋愛サスペンス「二重生活」だ。脚本も手がけたロウ監督は、不倫に走る男女ややる気のない刑事など、どこか倫理観に欠けた人物ばかりを作品に登場させていて、これがまた当局をヤキモキさせそうで、いかにも彼らしい。「僕は現代中国人のメンタリティーを浮き彫りにしたつもりです」。無表情のまま、ロウ監督はさらりと言ってのけた。

当局とのやり取り公開

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