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【佐藤優の地球を斬る】対イスラム国「昨日の敵が今日の見方」 (4/4ページ)

2015.1.19 16:45

イスラム国への反転攻勢を考えているというシリアのバッシャール・アサド大統領(中央)。米欧にとって、「昨日の敵が今日の味方」になる可能性もある=2015年1月1日、シリア・首都ダマスカス(ロイター)

イスラム国への反転攻勢を考えているというシリアのバッシャール・アサド大統領(中央)。米欧にとって、「昨日の敵が今日の味方」になる可能性もある=2015年1月1日、シリア・首都ダマスカス(ロイター)【拡大】

  • シリア・首都ダマスカス
  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 欧米とも手を握れば…

 アサド政権を強化することが自国の利益に合致するとロシアもイランも考えている。「イスラム国」は思ったよりも手ごわい。しかし、現状で、欧米とロシア、イランが手を握るならば、インテリジェンス工作と軍事力によって「イスラム国」を解体することは可能と思う。過去の経緯があるので、米国やフランスは、表だってロシアやイランと協力することはできないが、「敵の敵は味方である」という論理で、実質的にシリアのアサド政権の存続を保証し、「イスラム国」を解体するために利用する可能性は十分ある。「昨日の敵が今日の味方になる」という可能性を常に考慮に入れて、情勢分析をする必要がある。(作家、元外務省主任分析官 佐藤優(まさる)/SANKEI EXPRESS

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