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究極リサイクル 排泄物からおいしい水 「夢の装置」ビル・ゲイツ氏が普及に尽力 (1/3ページ)

2015.1.10 00:01

ビル・ゲイツ氏が自らのブログで公開した「オムニプロセッサー」を使って作られた飲料水を飲む様子。(C)2010_Gates_Notes,LLC.

ビル・ゲイツ氏が自らのブログで公開した「オムニプロセッサー」を使って作られた飲料水を飲む様子。(C)2010_Gates_Notes,LLC.【拡大】

 米マイクロソフト(MS)の創業者で慈善事業に力を入れているビル・ゲイツ氏(59)が、人の排泄(はいせつ)物(糞(ふん))から飲料水や電力を生み出す廃棄物処理装置の普及に乗り出した。装置を開発した米シアトルの企業に出資するなど全面的にバックアップ。この処理装置で実際に作った水をおいしそうに飲み干すパフォーマンスも行い、PRに努めている。今年後半には世界最貧国のひとつである西アフリカのセネガルで試験運転を始めるという。途上国で環境・衛生面で深刻な問題となっている排泄物の処理と、不足している安全な飲料水の確保を一挙に解決する夢の装置として大きな期待を集めている。

 電力も生み出す

 「ペットボトルの水と同じくらいおいしい。私なら毎日、喜んで飲みますよ。安全ですしね」

 ゲイツ氏は自らのブログに、排泄物から作られた水をおいしそうに飲み干し、こうコメントする映像を公開。ブログに、「ベルトコンベヤーに乗った排泄物の山が巨大な瓶に落ちていくのが見えた。それらは機械の中を通り加熱処理され、数分後、私は1杯のおいしい水を味わった」とつづった。

年内に試験運転

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