米映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は24日、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材としたコメディー映画「ザ・インタビュー」のインターネット配信を米国で始めた。北朝鮮のハッカーからとみられる映画館へのテロ予告で公開中止に追い込まれたが、この決定をバラク・オバマ大統領(53)が「間違いだった」と批判。SPEが公開先を探した結果、グーグルとマイクロソフト(MS)が協力を申し出、動画配信サイトでの公開を実現させた。25日には映画館での公開もスタート。コメディー映画の公開は、自由と民主主義を国是とする米国の誇りを懸けた問題にまでエスカレートした。
アップルは拒否
ネット上での公開は米太平洋時間の24日午前10時から、グーグルの配信サイト「グーグルプレイ」や傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」、MSの家庭用ゲーム機「Xbox」を使う配信サービス「Xbox Video」、そして専用サイトで開始。レンタルが5.99ドル(約720円)、購入が14.99ドル(約1800円)で、当面は米国内のみのサービスとなる。