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アンジー批判、「007」経費削減…バレた サイバー攻撃のソニー 不適切メール流出 (3/3ページ)

2014.12.14 08:40

米業界誌主催のイベントで話をするアンジェリーナ・ジョリーさん。会場ではソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)のエイミー・パスカル共同会長とばったり出くわし、気まずい空気が=2014年12月10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(AP)

米業界誌主催のイベントで話をするアンジェリーナ・ジョリーさん。会場ではソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)のエイミー・パスカル共同会長とばったり出くわし、気まずい空気が=2014年12月10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(AP)【拡大】

  • 映画「007」最新作の発表会で、ボンドガール役の大物女優を従え、笑顔を見せるジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグさん(中央)。ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)へのサイバー攻撃で予算オーバーが露見した=2014年12月4日、英国・バッキンガムシャーのパインウッド・スタジオ(ロイター)

 「特殊効果使え」

 被害は個人だけでなく、作品にも及んでいる。「007」最新作を製作する映画スタジオMGMのジョナサン・グリックマン社長(45)が共同配給を手掛けるSPE側に送っていた電子メールの数々も判明。この中でグリックマン社長がこのままでは映画製作費が3億ドル(約354億円)を超え史上最高額になりかねないとして、「ローマの別荘での撮影? 夜のシーンだからロンドンで行うように」「列車の上で闘う場面は車両を4台から3台に」「雨中のクライマックス・シーンは特殊効果を使ってコストを削れ」などと経費削減を事細かに指示していたことが明るみに出た。

 さらにサイバー攻撃の引き金になったとされるコメディー映画「ザ・インタビュー」についても、ソニーの平井一夫社長(53)が9月末にパスカル共同会長に送ったメールで、米国以外で公開するバージョンには爆発で死亡する北朝鮮の金正恩第1書記(31)の顔を入れないよう要求していたことが報じられた。

 現状では、連日の報道による映画の宣伝効果よりも、漏洩(ろうえい)した情報による社会的打撃の方が数段大きいようだ。(SANKEI EXPRESS

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