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La Traviata Opera at Masada ユダヤ砂漠の真ん中で「椿姫」 (1/3ページ)

2014.10.15 18:30

舞台となる19世紀の華やかなパリの裏社交界を、コンテンポラリー・ダンスとの融合でこれまでにない椿姫の世界観を作り上げている=2014年6月18日、イスラエル・マサダ(佐藤良一さん撮影)

舞台となる19世紀の華やかなパリの裏社交界を、コンテンポラリー・ダンスとの融合でこれまでにない椿姫の世界観を作り上げている=2014年6月18日、イスラエル・マサダ(佐藤良一さん撮影)【拡大】

  • そびえ立つマサダ要塞を背に、音と光を駆使した幻想的な演出で上演された=2014年6月18日、イスラエル・マサダ(佐藤良一撮影)
  • ユダヤの人々が一生に一度は訪れたいと願うマサダ=2014年6月17日、イスラエル・マサダ(佐藤良一撮影)
  • イスラエルの野外オペラは近代国家らしい枠にとらわれない自由な発想で観客の感性を刺激する=2014年6月18日、イスラエル・マサダ(佐藤良一撮影)
  • 主人公ヴィオレッタに死期が迫るシーン。星空の下での演技は悲しみが一層増す=2014年6月18日、イスラエル・マサダ(佐藤良一さん撮影)
  • イスラエル・マサダ

 イスラエル東部、荒涼としたユダヤ砂漠の真ん中で、野外オペラ・フェスティバルが開催された。紀元前1世紀に築かれたマサダ(要塞)の麓が会場となる。4回目と歴史は浅いが、オンリーワンのオペラとして国内外から注目を集めているという。

 今年の演目はジュゼッペ・ヴェルディの代表作「La Traviata(椿姫)」。夜9時半開演。開催した6月は日本よりもずっと日が長い上に、地表で最も低い海抜マイナス418メートルの死海と隣り合わせ。夜の砂漠であっても日本の夏並みの蒸し暑さだ。

 観客は、椅子の上に用意されていた扇子をせわしなくあおぎながら、これから始まる椿姫を楽しみにしているのが、笑顔からうかがえる。ようやく空が漆黒に包まれる頃、ぼんやりと浮かび上がるマサダをバックに舞台は幕を開けた。

 ≪離散が生んだ踊り 舞台と融合≫

 荒野の砂漠にオーケストラが奏でる「乾杯の歌」が響く。華やかに、それでいて巧みな心理描写を精緻するように物語が進んでいく。

マサダのオペラ 世界唯一の特別なオペラ

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