8月20日に公開された映像で処刑の場面が記録されたフォーリー氏の弟、マイケル・フォーリー氏(38)は米メディアに「兄が救出されなかったのは痛恨の極み。(政府は)もっと(救出作戦の)選択肢があったのではないか。大統領には一貫性を望む」などと語り、その上で「兄は(処刑の際)たじろがなかった。(捕われて)記事は送れなかったが、態度で強さを示した」と述べた。
実行犯は英国人
一方、英紙サンデー・タイムズは24日、フォーリー氏を処刑した、英国訛の英語を話すイスラム国の実行犯の身元を特定したと伝えた。報道によると、フォーリー氏の首を切った覆面の男は、ロンドン西部に住んでいたヒップホップアーティストのアブデル-マジェド・アブデル・バリー容疑者(23)。「ジハディ(聖戦主義の)・ジョン」とのニックネームを持ち、1年前に英国を出国したという。フィリップ・ハモンド英外相(58)は、実行犯が英国人だったことについて「国民への完全な裏切り行為だ」と述べた。(SANKEI EXPRESS)