サイトマップ RSS

オバマ大統領に「警鐘」響かず (2/4ページ)

2014.7.30 18:15

マレーシア機撃墜の状況=2014年7月3日と7月18日、ウクライナ東部。※日時は現地時間。ウクライナ国防当局調査機関の資料を基に作成

マレーシア機撃墜の状況=2014年7月3日と7月18日、ウクライナ東部。※日時は現地時間。ウクライナ国防当局調査機関の資料を基に作成【拡大】

  • ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。
  • イスラム過激派「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」の活動範囲=2014年6月13日現在、※ワシントン・ポスト紙による
  • イスラエル・パレスチナ自治区ガザ地区ベイトハヌーン

 乗客乗員298人全員が死亡する大惨事に至り、米メディアは「オバマ外交」に対する批判のトーンを強めている。

 オバマ氏が(7月)21日、撃墜事件の調査に非協力的なプーチン氏を「ウクライナの主権を侵害し、親露派の支援を続ければさらに孤立し、代償は高くなり続ける」と批判した後に西海岸に出かけたことについて、ワシントン・ポスト紙は7月25日付の社説で次のように指摘した。

 「大統領は寄付集めの政治活動を脇に置いてまで危機に関わりを持たない-。これがプーチン氏へのメッセージとなった」

 「米欧分断」印象づける

 オバマ氏がプーチン政権に対して宥和(ゆうわ)的であるわけではない。今年3月にウクライナ南部クリミア半島を併合したロシアに対し、オバマ政権は制裁措置を次々と強化してきた。ロシア経済に打撃を与えるため、(7月)16日には国営石油企業ロスネフチ、国営天然ガス企業ガスプロム傘下の銀行ガスプロムバンクなどエネルギー、金融の大手企業4社を対象とする最大規模の制裁に踏み切った。基幹産業全体を対象とする「部門制裁」も視野に入れ、及び腰の欧州の尻を叩く。

新秩序見えず

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ