東京都の舛添(ますぞえ)要一知事(65)は7月25日、朴槿恵(パク・クネ)大統領(62)と青瓦台(韓国大統領府)で約40分間にわたって会談し、安倍晋三首相(59)のメッセージを伝えた。
朴氏は「一部政治家の言動で両国関係で難しさが出ているが、正しい歴史認識を共有しつつ、関係を安定的に発展できるよう努力をお願いする」と述べた。さらに、「慰安婦問題は両国関係だけではなく、普遍的な人権に対する問題。真摯(しんし)な努力で解決できる」と言及した。
一方、朴大統領は25日、安倍首相のメッセージに対し、「正しい歴史認識を土台に真の信頼関係を築き、両国関係を堅固に発展させていきたい」と述べた。韓国大統領府が発表した。
会談後、舛添氏は報道陣の取材に応じ、「安倍晋三首相の日韓関係改善に向けた意思を伝えた」と説明。安倍首相のメッセージに日韓首脳会談に関する内容があったかどうかはコメントを避け、朴氏の反応も「首相に伝える」として明かさなかった。