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介護とは管理ではなく自由にさせること 「それでも猫は出かけていく」著者 ハルノ宵子さん (1/3ページ)

2014.5.28 16:45

漫画家、エッセイストのハルノ宵子(よいこ)さんと“運命の猫”シロミ。カメラを構えると必ずポーズをとってくれるという女優っぷり=2014年5月20日、東京都文京区(塩塚夢撮影)

漫画家、エッセイストのハルノ宵子(よいこ)さんと“運命の猫”シロミ。カメラを構えると必ずポーズをとってくれるという女優っぷり=2014年5月20日、東京都文京区(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 「それでも猫は出かけていく」(ハルノ宵子著/幻冬舎、1500円+税、提供写真)

 【本の話をしよう】

 父は思想家・吉本隆明、母は俳人の吉本和子、妹は作家のよしもとばなな。そんな吉本家の長女で漫画家のハルノ宵子さん(57)が、8年間にわたって連載してきたエッセー『それでも猫は出かけていく』が刊行された。家猫4匹(執筆当時)に加えて外猫、通りすがりの猫十数匹が出入りする吉本家。自分で排泄をコントロールすることができない美猫・シロミを軸に、都会の生き物の生と死をハードボイルドに見つめた。

 「よくもまあ、この家の中だけでこんなにも事件があったものだと、連載をまとめて自分でも改めて驚きました」。東京・駒込の名刹に近い吉本家は、いつでも猫が自由に出入りできるよう常に開放されている。「35年ぐらい、ずっとこんな感じ」。歴代の猫はほとんどが“病持ち”で、吉本家と交友の深いコピーライターの糸井重里さん曰く「まるで野戦病院」だ。「弱い者を見ると、自然に動いてしまう。自分でもおかしいかも、と思うんですけれど、人でも猫でも、同じように助けてしまうんです」

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