サイトマップ RSS

「南シナ海 緊張高める行為自制を」 ASEAN首脳会議 ネピドー宣言 (1/5ページ)

2014.5.12 09:45

ASEAN首脳会議の開幕セレモニーを終え、壇上を降りる各国首脳。議長国ミャンマーのテイン・セイン大統領(左から3人目)や、中国との緊張が高まっているベトナムのチュオン・タン・サン国家主席(右から3人目)らが顔をそろえた=2014年5月11日、ミャンマー・首都ネピドー(AP)

ASEAN首脳会議の開幕セレモニーを終え、壇上を降りる各国首脳。議長国ミャンマーのテイン・セイン大統領(左から3人目)や、中国との緊張が高まっているベトナムのチュオン・タン・サン国家主席(右から3人目)らが顔をそろえた=2014年5月11日、ミャンマー・首都ネピドー(AP)【拡大】

  • 【ASEAN首脳会議】ネピドー宣言の骨子=2014年5月11日、ミャンマー・首都ネピドー
  • 中国が主張する九段線/ベトナムが主張する排他的経済水域(EEZ)=2014年5月11日現在

 東南アジア諸国連合(ASEAN)は5月11日、ミャンマーの首都ネピドーで首脳会議を開き、中国公船とベトナム船の衝突で緊張が高まる南シナ海情勢を主要議題に協議し、関係国に自制と武力の不使用を求める「ネピドー宣言」を採択した。

 首脳会議に先立って10日に行われた外相会議では、南シナ海情勢に「深刻な懸念を表明する」との緊急声明を採択し、中国に自制を促した。

 これを受けた首脳レベルの宣言は南シナ海問題について、「すべての関係国が武力行使を自制するよう強く求める」と指摘した。

 また、南シナ海の紛争解決に向けた、法的拘束力のある「行動規範」の策定で早期に結論を出すことを要請。行動規範の協議入りで合意しながら消極的な姿勢を示し続ける中国を、名指しを避けつつも非難する内容となった。

 首脳会議の席上、ベトナムは、艦船などを投入して圧力を増す中国の姿勢を問題視し、ASEANとしての抗議を明文化するよう求めた。しかし、加盟国の中には、議長国のミャンマーを含め、中国と緊密な関係を持つ国も多く、調整は難航。外相会議での緊急声明と同じく、首脳会議でも中国を直接批判しないことで一定の配慮を加えた格好だ。

国際社会に一致団結アピール

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ