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奴隷制度は自由化されただけさ スティーブ・マックイーン監督 映画「それでも夜は明ける」 (1/5ページ)

2014.3.7 13:00

「自分が有色人種であることが自分の仕事に対して何らかの影響を与えていると思う」というスティーブ・マックイーン監督=2014年2月11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(C)Kaori_Suzuki

「自分が有色人種であることが自分の仕事に対して何らかの影響を与えていると思う」というスティーブ・マックイーン監督=2014年2月11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(C)Kaori_Suzuki【拡大】

  • 【かざすンAR(視聴無料)】映画「それでも夜は明ける」(ステイーブ・マックイーン監督)。3月7日公開(アニープラネット提供)。(C)2013_Bass_Films,LLC_and_Monarchy_Enterprises_S.a.r.l._in_the_rest_of_the_World.All_Rigts_Reserved.

 彼のインタビューを視聴したり、文章で読んだりすると、よく遭遇するのが“サブジマイズ”という不可解な英単語だ。なまりが強いのかどうかはよく分からないが、まったくキャッチできない宇宙人の言葉のようだった。言葉の主は、「それでも夜は明ける」で先の米アカデミー賞作品賞などを受賞した英国の映画監督、スティーブ・マックイーン(44)。通訳たちに聞いてみると、マックイーン監督は主題を意味する「Subject Matter」(サブジェクトマター)をこう発音するのだそうだ。

 欲深さや業を表現

 この“サブジマイズ”からおのずと紡ぎ出されていく物語をしっかりと書き留めつつ、例えばハッピーエンドといった予定調和のひな型をぶち壊していくのが、マックイーン監督の真骨頂。いずれの監督作品でも、人間の恥部、欲深さ、業を、思わず目を背けたくなるほどむき出しに表現してきた。そのインパクトは、1月のニューヨーク映画批評協会賞の授賞式で、本作で監督賞を手にしたマックイーン監督のスピーチ中に、映像表現に嫌悪感を抱いた協会員のジャーナリストが激しいヤジを浴びせたほどだ。

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