サイトマップ RSS

「震災遺構」 8市町村の16件を保存 (1/3ページ)

2014.3.7 00:04

震災遺構として保存方法の検討が行われている宮城県牡鹿郡女川町の旧女川交番=2014年3月2日(石井那納子撮影)

震災遺構として保存方法の検討が行われている宮城県牡鹿郡女川町の旧女川交番=2014年3月2日(石井那納子撮影)【拡大】

  • 全国から多くの人が訪れ、津波の犠牲者を思い手を合わせることもある宮城県牡鹿郡女川町の江島共済会館。解体が決まった=2014年3月2日(石井那納子撮影)
  • 震災遺構の保存、解体状況=2014年2月中旬(産経新聞調査)、※ひとつの自治体が複数の震災遺構を持つことを考慮
  • 保存決定か保存方向の震災遺構=2014年2月中旬(産経新聞調査)

 東日本大震災の津波で破壊され、被災の記憶や教訓を伝える「震災遺構」が岩手、宮城、福島3県の13市町村で24件あり、このうち8市町村の16件で保存が決定したか、保存の方向で検討していることが3月6日、産経新聞の調査で分かった。保存の理由として自治体の大半は「震災を語り継ぎ、防災意識を醸成するため」としている。

 産経新聞は2月中旬、被災3県の沿岸37市町村にアンケート形式で(1)震災遺構はあるか(2)遺構があればどうするのか-を聞いた。

 「ある」と答えたのは岩手県が宮古、大船渡、陸前高田、大槌、田野畑の5市町村11件▽宮城県が仙台、塩釜、岩沼、東松島、南三陸、山元、女川の7市町12件▽福島県が浪江町1件。

 うち宮古の「たろう観光ホテル」や陸前高田の「奇跡の一本松」、塩釜の「寒風沢の津波石」など3市8件の保存が決定。大船渡の「茶々丸パークの時計塔」や大槌の「旧役場庁舎」、田野畑の「三陸鉄道島越(しまのこし)駅の階段と宮沢賢治詩碑」、女川の「旧女川交番」など5市町村8件が保存の方向で検討されている。

 解体が決まったのは、女川の「江島共済会館」「女川サプリメント」、南三陸の「防災対策庁舎」の2町3件だった。解体の理由について「復興事業の支障となるため」としている。

まちづくりデザインが判断分ける

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ