「私の旅スタイル」では、「第二の故郷」と呼ぶパリを訪れた。お気に入りのカフェでくつろいだり、遊園地のメリーゴーラウンドに乗ったり。リラックスした雰囲気が漂う。「パリは一番自分が自然でいられる場所。ニューヨークほどエネルギッシュでなく、ローマほど太陽が照りつけるわけではなく…落ち着いた雰囲気が合うのかしら」
さらに、軽井沢の別荘での「私のリラックススタイル」、緑あふれる都内の自宅の様子を紹介した「私のライフスタイル」、フォーマルな装いの「お出かけスタイル」と続く。
今回の著書のための撮り下ろしに加え、長年自身で撮りためてきた写真もふんだんに掲載した。作られたものではなく、普段の生活が自然に切り取られている。「今回の本で大事にしたかったのは、『ナチュラルである』ということ。別世界に行くのではなくて、あくまでも日常を。手に取ってくれた読者の方が、本を読んで自然に気持ちよくなれるようにと心がけました」
〈私は物を捨てないの。(中略)「自分が選んだもの」だからいつかどこかで必ず生きる時が来る。〉など、ハッとさせられる言葉が盛りだくさん。