ディズニーは一般的にほっそりした女性主人公をアニメ化する傾向があるが、彼女たちが物語の中で恋愛対象となる場合はさらに細く描かれると指摘し「大きな目と小さな手はディズニーランド的女性らしさの象徴」であり、体が華奢(きゃしゃ)過ぎるこの主人公を「手首より目が大きいなど、体のスタイルが非現実的である」と批判した。
この批判を多くの欧米メディアが取り上げ、ムーアさんの請願活動につながったわけだが、ディズニーアニメに“ぽっちゃり姫”が登場する可能性は低そうだ。実際、昨年(2013年)10月、ディズニーが製作発表したヒスパニック(中南米)系のお姫様が登場するという初のテレビアニメも結局、白い肌と青い瞳という従来のディズニースタイルのお姫様に変更された。
あくまでファンタジー
また今回の一件を受け「バービー人形」の製造発売元である米マテル社のデザイン担当副社長、キム・カルモネ氏は2月5日、ガーディアン紙に「極端と非難されるバービー人形のスタイルは、着せ替えしやすくするのが目的で、バービー人形を本物の女性のようにデザインしたことは一度もない」と憤慨した。
ファッションモデルやマネキン人形で増える“ぽっちゃり形”だが、ファンタジーの世界では受け入れられにくいのだろうか。(SANKEI EXPRESS (動画))