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【オウム法廷再び】平田被告初公判 仮谷さん拉致「認識なし」 一部否認 (1/5ページ)

2014.1.17 07:10

オウム真理教元幹部、平田信(まこと)被告の初公判で、傍聴券を求める人々。一般傍聴席56席に対し、倍率約20倍の1155人が東京地裁に集まった=2014年1月16日午前、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

オウム真理教元幹部、平田信(まこと)被告の初公判で、傍聴券を求める人々。一般傍聴席56席に対し、倍率約20倍の1155人が東京地裁に集まった=2014年1月16日午前、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 【オウム法廷再び】平田信(まこと)被告の起訴内容と双方の主張=2014年1月16日、東京地裁(斉藤啓昭裁判長)

 1995年の目黒公証役場事務長の仮谷清志さん=当時(68)=拉致事件など3事件に関わったとして逮捕監禁罪などに問われたオウム真理教元幹部の平田信(まこと)被告(48)の裁判員裁判の初公判が1月16日、東京地裁(斉藤啓昭裁判長)で開かれた。平田被告は拉致事件について「(拉致の)認識の共有はなかった」と起訴内容の一部を否認。弁護側も「現場で初めて無理やり連れて行くことを認識した」とし、幇助(ほうじょ)犯にとどまると主張した。

 教団による一連の事件で初めての裁判員裁判で、判決は3月上旬にも言い渡される見通し。

 平田被告は拉致事件について「見張り役はしたが、その後は知らない」と説明。「被害者と遺族にはおわび尽くせぬ苦痛を与え、申し訳ない」と謝罪した。

 宗教学者の元自宅爆破事件については「指示や打ち合わせはなかった」と無罪を主張、教団総本部への火炎瓶投げ込み事件は起訴内容を認めた。

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