一方、今年(2013年)5月に米4位と5位の携帯電話事業者が合併して誕生したTモバイルUSも、(2013年)7~9月期は3600万ドルの最終赤字を計上している。
“豪腕”といわれるソフトバンクの孫正義(そん・まさよし)社長(56)でも、収益力の低い下位グループ連合を名実ともにトップグループに引き上げるのは容易ではない。まごまごしていると契約者の草刈り場になりかねない。通信設備の効率化や端末調達の交渉力アップなど規模のメリットを生かす戦略も、時間との勝負となりそうだ。
≪国内3社、来月から学割≫
携帯電話大手3社がそろって、学生やその家族を対象に月額基本料を最大3年間無料にする学割を1月中旬に実施する。(2014年)1月16日からの実施を公表していたソフトバンクモバイルとKDDIに対し、NTTドコモは2社より早く(2014年)1月14日から実施することを決めた。ドコモは(2013年)12月26日発表する見通し。