女子ジャンプはソチで初めて正式競技に採用される。高梨には初代五輪女王の期待がかかる。ただ若い競技らしく、W杯では高梨よりさらに若年のホープの台頭が目立った。飛距離も飛型も満足度も、最高の状態で五輪本番に臨んでほしい。
ジャンプでは男子にも、世界に誇るレジェンドがいる。
15日、ドイツのティティゼーノイシュタットで行われたW杯で、41歳の葛西紀明が139.5メートル、137.5メートルを飛んで合計292.0点で3位に入り、4シーズンぶりの表彰台にのぼった。歴代世界最年長の表彰台記録である。
葛西は、1992年アルベールビル五輪に19歳で出場して以来、リレハンメル、長野、ソルトレークシティー、トリノ、バンクーバーと実に6度の五輪を戦ってきた。
高梨が96年生まれだから、葛西は彼女が生まれる4年も前から五輪ジャンパーだったことになる。
ソチではカーママも、17歳も41歳も頑張ってほしい。(EX編集部/撮影:AP、ロイター/SANKEI EXPRESS)