18日に開かれる議会運営委員会で最終調整し、その後に開かれる臨時議会で百条委設置が決まる見通し。
ある会派幹部は「都政を停滞させず、五輪にも影響させないつもりだったが、審議で次々と問題点が出てきた。『決着が重要』という総務委の判断を重く受け止めたい」と話した。
≪説明二転三転、都議会総務委「続けても意味ない」≫
「答弁が二転三転している状況で、総務委員会ではらちが明かない」。猪瀬知事の5000万円受領問題をめぐって12月17日、都議会が強い調査権限を持つ百条委員会設置に舵を切った。同じような質問が堂々巡りするなか、攻め手に欠け、窮余の一策との見方も出ている。一方の猪瀬氏は説明の食い違いや訂正は相次いだものの、「選挙資金ではなく個人の借り入れ」などとする疑惑の根幹部分は変わっていない。議会の切り札が、知事を切り崩せるか。第2ラウンドは来週に持ち越された。